学生時代に住んでいたアパートから見える、ユーカリが大好きだった。
それはそれはちっちゃいアパートで、半畳ぐらいのベランダにでると、
そこから、手を伸ばせば届くんじゃないかと思うぐらい、お部屋の
一部となっていたその木。ネイティブの鳥たちがよく遊びに来てた。
今日、たまたまそのアパートの横を通ったとき、嫌な予感がした。
パッと見ると、その木は影も形もなくなってた。何だか大切な
ものを失った気がして、Dと私はだまりこくってしまった。
木の成長は、年百年、何千年単位。
あの木が二十代後半の若者だったら、
この木は村の長老ってとこかな。
<千年の森>
This photo was taken by hirohira while she was in 屋久島
Currently she is with Tasmanian old-growth forest.
畏敬の念を抱かずにいられないその神々しさに鳥肌。。
この木を目の前にして、斧を振れる人はそうそういないと思う。
8%しか残っていない、
オーストラリア太古の森、
old-growth forest in Australia。
その半分は保護区として守られている。
残りの半分は伐採される可能性もある。
紙一枚、ティッシュ一枚、雑誌一つ、お家の柱一本、
家具一つに、私たちはこの木を見てとれるだろうか?
森を崩すのも、森を育てるのも私たちにかかってる。
*日本製紙が大手印刷用紙会社オーストラリアン・ペーパーを
取得するというニュースを読んだ。タスマニアの森に起こっていること、
もそうだが、ひとりひとりがその影響を考える時期だと思う。