「救出作業が始まったらしいよ」と言われ、
「いったい何の救出???」と思ったら、
地球を半周した先、チリでの事件でした。
チリでマイニングに従事していた33人の方々が、
地下に閉じ込められ、無事救出されたそうです。ホッ。
そこで、マイニングについて・・
オーストラリアは地下資源が豊富な国。それに頼った経済や、
BHPやRio Tintoといったマイニング会社の株も上場です。
そして世界中でも、未だに地下資源を巡って争いが起きたり、
それに頼った生活から、脱皮できない私たちがいる。
でも、この「掘れや使えや」という発想はもう古いと思う。
地球という生命体が、年千年、何億年という時をかけて
地球の体内に生み出したその要素を掘りおこす行為は、
地上に生える樹齢数百年、数千年の木を伐採する以上に
多面的な考慮と、深い尊厳が必要な行為だと言われている。
10年前にオーストラリアに来て、初めて「NOマイニング」
という発想を聞いたとき、「えっ?」と思った。
それは「NOインターナショナライゼーション」と同じくらい、
私の中で、ビックリ&価値の大逆転が起きた一言だったな。
「今」って、色々な意味で発想の転換が必要なときで、
メキシコ湾でのオイル事件も、チリでの今回の事件も、
他人事ではなく、これからの地球を考えるきっかけに。