電話で母が・・
「幼稚園のお隣に住む老夫婦が、こども達の声が騒がしくて、
おちおち生活もできないとの苦情を重ねている」という記事に触れた。
そこで、幼稚園側が老夫婦の家の窓を二重にしてあげたらしい。
「窓を二重にすることが解決策ではない・・それよりも、
老夫婦と園児が交流する機会を持つことの方がよっぽど大事だ」と言う母。
そうしたら、騒がしい声も「・・ちゃんの声かしら?」とか
「・・君泣いているけど、どうしたのかな?」という風に人は捉えるようになると。
話は少しずれるかも分からないが、
自分以外の人に共感する感性と言うのが、年々薄れているらしい。
原因として考えられることは、
電話やインターネットを介して行われる上辺だけの人間関係、
家族や親戚をはじめ、世代を超えた地域内交流の減少が思いつく。
共感することができなくなると、人は自己中心的になるだけではなく、
コミュニケーション(意思伝達)が上手くできなくなるようだ。
これは社会的動物(人間)にとって、かなりの痛手だ。
小さな島の割りかし都会で育った私自身も、思い当たる節が。
近所付き合いや親戚付き合い、面倒くさいと思ったこともあるけれど、
たくさんの人に叱咤激励されて、今の私がいることを忘れちゃならないと思った。